アンティークとアソビゴコロ:北欧よもやま話
こんにちは!
今日は、少し私物のお話をさせていただきます。
写真の小さなグラスは、弊店ではなく、ふらっと立ち寄った、品揃えが10円のCDから、100円の服、450円の和皿、と思ったら20万円のお皿も・・・そんな方向性のよく分からない、リサイクルショップで売られていたもの。
デザインが可愛い!欲しい!うーんでも、1000円かぁ、実用性ないしなぁ・・・。でも可愛いなぁ。どこのメーカーなのかなぁ。
と思って、箱を見ると、ROYAL COPENHAGENの文字が。
「えっ?ロイコペ?北欧アンティーク??なのかな?」
と思って、頭のなかはハテナマークでいっぱいながら、さくっとレジに持っていってしまいました。笑
おうちに帰ってから調べてみると、もしかしたら1989年にhenrik hansenという人がデザインした、JINGLE BELLSという作品かもしれません。henrik hansenはロイヤルコペンハーゲンのデザイナーとしてちゃんと実在する人です。
でも、このグラス自体は、画像検索でも一件しか引っかからない上、裏にロイヤルコペンハーゲンの印もありませんし、箱だけは本物で、中身は適当なグラスを入れただけなのかもしれない。笑
骨董市などに行くと、特に一見さんに対しては、謎の品物を高く売るようなこともよくあること(骨董市では、必ず値切りましょう!)。
もちろん弊店では、そういう出自の怪しいものを仕入れたり(店主の趣味で個人的に買うことはあるかもしれません笑)、お客様にお売りすることなどは致しません。特に珍しいものなどは、きちんと目録と照会し、また現地のバイヤーにもしっかり確認をし、と、重ねて吟味し、確かなものをお出ししております。それは、「北欧アンティークを中心としてお売りする専門店」という姿勢として当たり前のことです。安心してお買い求め下さい。
でも・・・時には、出自の分からないものを、骨董市や謎のリサイクル屋さんでお買い求めになるのも、面白いと思います。はじめのうちは騙されてなんぼ、そのうち目が肥えてきて、本物が分かるようになる・・・域には私は達しておりませんが(笑)、そのような遊び心も、アンティークと触れ合う上での喜び・楽しみかと、私は思います。
さて、このコップ、どうやって使おうかしら。考えるのもまた、楽しいです。