北欧よもやま話:あんなお店が多かった!
前回、「北欧にはコンビニ・自動販売機がなかった」「北欧では普通の水より、炭酸水の方が多かった」と申し上げましたが、実は日本ではなかなかない専門店が、北欧にはあったんです。といっても、コンビニや自動販売機のようにあらゆるところにある!というわけではありませんが。
それは、「キャンディ屋さん」。それも飴とかグミとか種類がいっぱいあって、量り売りで売っているのです。町から町に移動するたびにどこかで目にしましたから、「へぇー、北欧の人はキャンディ類が好きなのか」と思ったものです。
そこで思い出したのが「長くつしたのピッピ」のワンシーン。こちらの物語は北欧の方が書いているのですが、力持ちで心の優しい、でもちょっと破天荒な女の子がひとり暮らしをしていて、隣の子どもたちと仲良くなっていくというようなお話です。
ある日、ピッピは金貨をたくさん(!)持っているのですが、町の子どもと一緒に「キャンディ屋さん」に行くのです。そこで金貨をじゃらじゃらと出し、子どもたちはキャンディを食べ放題。そのシーンがものすごく美味しそうで、でもうまく「キャンディ屋さん」というもの想像できなかったのですが、北欧旅行の中で「あっ、こういうお店なんだ」と分かることが出来たのでした。
「長くつしたのピッピ」、とっても面白い本なのでぜひ読んでみてくださいね。