Kronjyden(クロニーデン) 社とNissen社そしてBing & Grondahl社、刻印の変遷
Kronjyden(クロニーデン)社とは1937年に
デンマークのユトランド半島にて創業された陶磁器のメーカーです。
創業時はStentoj & Fajance (Stoneware&Faience)という名前でした。
Dansk の設立者でもあるJens H. Quistgaard(クイストゴー)が
デザインするRelief(レリーフ)シリーズが
世界的に有名になり、一躍人気の窯となります。
その後、「Azur」「Rune」「Cordial」などの
北欧のキッチンウェアを代表するような
人気シリーズが発売されることとなります。
上記のような多くの人気シリーズを残したKronjydenですが
経営上は波瀾万丈な道のりを辿ります。
まずはNissen社へ吸収されるような形になり、
その後、1972年にBing&Grondahl社に経営譲渡
Jens H. Quistgaardデザインのシリーズは
引き続き制作されたものの
1988年に窯自体が閉業ということになってしまいます。
そして会社の移り変わりとともに、
Relief(レリーフ)シリーズのメーカーの刻印も変化していきます。
発売当初はシールだったため、
刻印がないものが最も古いものとされています。
その後、Nissen社時代も初期はKronjydenの
刻印を使用していたと思われ、
Kronjydenの刻印があるもの、
ブランドロゴだけのもの、
そして、Nissen社の刻印から
Bing & Grondahl社の刻印へと
刻印も移り変わっていきます。
この様に会社名は変化しながらも
Jens H. Quistgaard(クイストゴー)がデザインした
数々の商品は受け継がれていき、
21世紀の現在でも北欧だけでなく
世界中で高い人気を誇り
多くの人々に愛されているシリーズとなりました。
TigermilkでもKronjyden/Nissen/Bing & Grondahl
様々な時代のJens H. Quistgaardデザインの
アンティーク商品を取り扱っております。