よもやま話:気持ちが豊かになる生活って
こんにちは!
本日は商品の紹介ではなく、私がちょっと面白いな~と思った本のことを書かせていただきます。
↑「自分の仕事をつくる」西村佳哲 著
タイトルには「仕事」とありますが、ものづくりについての本とでもいえるでしょうか。いろいろな興味深いものづくりをしている会社などに、著者が訪ねて行ってインタービューしいている本です。
そもそもは裏表紙に、著者が訪ねて行った先に、弊店で取り扱いのある「柳宗理」(セール中!)があったので購入してみたのですが、初めのページのこんな文章に心を打たれました。
「たとえば安売り家具屋の店頭に並ぶ、カラーボックスのような本棚。化粧板の仕上げは側面まで、裏面はベニア貼りの彼らは、『裏は見えないからいいでしょ?』というメッセージを、語るともなく語っている。」
そして著者は、それらの『こんなものでいいか』と作られたデザインが生活に浸透していくと、知らない間に人の精神すら貧しくしていくのではないかとも書いており、その推測が私にはなんとなくしっくりくるのですね。
ただ、それで日本はもうだめだ~と思うのではなく、このような本が出版され、人の手に取られ、読まれている。本だけではなく、北欧アンティークなどの海外製品であれ、現行の日本製品であれ、丁寧な仕事をしてくれている食器や雑貨が、値段は少ししたとしても、愛され、見直され始めている。それってとっても大事なことだとも感じます。
気持ちが豊かになる生活を愛する人々に、とってもオススメの本なのでした~。
(そして、そんな製品を数多く取り扱うTigermilkを、これからもよろしくお願いいたします!と、ちゃっかり宣伝です)